2017年11月3日金曜日

AudioUnit V2の作り方を調べる

LogicやGarageBandで使用できるAudioUnitを作ってみたくて、作り方を調べてみてました。情報があまりなかったので、わかったことをまとめておきます。

現在、AudioUnitにはV2とV3の2種類あります。何が違うのかはWWDC2015の動画がわかりやすいです。

今回はV2についてまとめてみます。

AudioUnit V2?

AudioUnit V2は拡張子「.component」を持つファイルです。「/Library/Audio/Plug-Ins/Components」にこのAudioUnitファイルを格納しておくとLogic ProなどのDAWがプラグインとしてロードしてくれます。

各メーカーが販売しているプラグインのほとんどはV2形式のようです。

チュートリアルがあるけれど……

AudioUnit V2には作り方のチュートリアルがあります。簡単なトレモロエフェクターを作る手順が載っています。

説明文は丁寧でわかりやすいのですが、最新のXcodeではAudioUnit V2用のプロジェクトテンプレートは廃止されているため、チュートリアルどおりには作成できません。Xcodeの画面も変わってるから、適宜読み替えも必要です。

作る方法はあるのか?

Xcodeから素直に作ることができないので、AudioUnit V2を作るためには次のどちらかの方法をとるしかなさそうです。

  1. 公式サンプルを改変する
  2. プロジェクトテンプレートを用意する

サンプルコードは下記のサイトで公開されています。V2のAudioUnitを作りたい場合は、ここからダウンロードしたサンプルを改変していくのが手っ取り早いかもしれないです。

プロジェクトテンプレートは、上記のサンプルコードを参考に自作することになります。探してみるとV2のテンプレートを公開してくれている人もいるので、有り難く使わさせていただくのも良いかもしれません。たとえば、こちらのブログとか。